模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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ウェザリング

 

こんばんは。

 

ちょっと工作から離れてウェザリングの実験をしました。

 

最近 (といっても、ほんとの最近の状況は知らないのですが) のガンプラは綺麗に作られる方が多いようです。

が、私は第一次ガンプラブームに直撃されたモデラーなので、当時作ったプラモはことごとく物凄いウェザリングがなされていましたし、それ以外の仕上げ方は考えられませんでした。

 

こちらに来てからプラモの道具や塗料、全て無い状態が続き、すっかりプラモ趣味からは遠ざかっていたのですが、数年前からモデラー復帰宣言をして(まぁ、勝手に自分で始めたのですが)で戻ってきたのですが、やっぱり仕上げは汚し塗装 と言う感覚は変わりません。

もっとも、以前の様に 全体にまんべんなく きれーに汚し塗装をする と言うのはちょっとまずいかな と言う知恵は付いているので、復帰してからの完成品数点は自分なりに色々観察したり考察したり妄想したりして、なおかつ実験的なこともしつつ仕上げていました。

 

さて、今回のジオラマですが、主役のうち一台は試作機で実戦初登場の新車みたいな機体と、もう一台はシャアが新しく搭乗する、これまた新しい機体 と言うことで、あんまり派手に汚し塗装するのも何なのかなぁ と思い、どうした物か と思案していました。

そんな折、先月号のモデルグラフィックス誌にハタ氏制作のMGシャア専用ズゴックの素晴らしい作例が掲載されているのを見て、単純な私は やっぱり兵器は汚し塗装だな と結局今迄どおり汚し塗装をする方向に考えがまとまりました。

(ちなみに、MG掲載のズゴックは本当に素晴らしい作品で、私が作りたいなぁ と思う作風の延長線上 はるか先に位置するように思いました)

 

現在の制作ペースは年一個位なので、前に汚し塗装したのは既に一年ほど前になってしまうので、手順や材料はどういうものを使ったのかも怪しい状態なので、もういちど整理してみようとプラ板で塗料の相性等を実験してみました。

机にあった幅4cmほどのプラ板にスプレーで白を塗って、その上から艶消しクリアーコートをして、ウェザリングしてみました。

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汚ったないです。

白の上からだったので、黄色系が思ったよりも目だってしまいました。

白に汚しをすることが余りなかったので、どんな色を被せるとどういう風になるか と言うのが知りたかったので色々分かってよかったです。

ジムはかなり白に近いグレーで塗装するつもりなので、気をつけないと。。。

あと、色々な溶剤を試したのですが、付き過ぎた黄色を薄くしようとしてゴシゴシやったら下地まで溶かした物とかもあって、実験しておいてよかったです。

本番だったら泣くところでした。

レイヤーの順番もやっているうちに思い出してきたので、ほんとに予行演習してよかった。。。

しかし、、、、汚いなぁ。

 

まだ基本塗装までも大分かかりそうなのに、ウェザリングの練習をするなんて、どれだけ気が早いんだ と思われるかもしれませんが、実はもう一つ理由があります。

ジムとズゴック、どちらも古いキットなのでスジ彫りというのが殆ど入っていません。

余りにものっぺりしているので少しはスジ彫りを追加したいのですが、とても苦手です。

スケールも1/144なので、細くてシャープに彫らないとかえってスケール感を損ねたりしそうなので、どうしよう と考えた上で一つ実験してみたいことが出来たのです。

 

上の練習の写真にあるパネルラインなのですが、シャープペンシルでラインを書いて、その上からクリアで止めて汚し塗装を被せました。

余りクッキリとスミ入れの線が見えてしまうよりも、ジオラマ内で、全体像を見たときに、うっすらと線が見える程度にしておいたほうがうるさくない と思っているので、これで行けないかなぁ。

もうちょっと線の濃さとかは練習しないといけないかも知れませんが、上から被せる汚し塗装とかも調整したら何とかなりそうに思います。

 

パネルラインをシャープペンシル(鉛筆)で入れる というのはスター・ウォーズ系メカの仕上げでは以前から行われている技法ですが、ガンプラでやっている人は余り居ないかも知れません。

上手く行くかどうかはやって見ないと分からないですが、少なくともやってみればどんな感じに見えるか結果が分かるので、この方法を試してみようと思います。