こんばんは。
モデルガン・ラックの2階部分の加工を始めました。
このラックは大まかに言うと地下1階、地上2階建ての構造になっています。
1階と2階にモデルガンが並べられて、地下1階はマガジン等の小物を収納できるようなデザインになっています。
さて、今回の家具で先ず最初に加工したのが、2階部分のグリップが収まる部分です。
というのも、ここの加工がちゃんと綺麗に出来るかどうか やってみるまで分からなかったので、出来ない場合は何か違う方法を考えないと と気になっていたからです。
その難所というのは、言ってみれば木材を曲線に切る というだけなのですが、同じくり抜きが8個並んでいるので、全部を均等に切ってあげないと、完成した時にカチッと見えない というか、手作り感溢れる(手作りなのですが)仕上がりになってしまうので、ここの仕上がりが全体の仕上がりを左右するほど重要になってきます。
どんな形になるか、言葉で説明するのは難しいので このまま制作記を進めて行こうと思います。
徐々に形が分かっていくのも面白いかも知れません。
といいながら、その問題の切り出しがちゃんと思ったように出来るかどうか、転がっている木片で試し加工してみました。
ちょっとウリウリしていますが、なんとか出来そうです。
こんな切り出しが一定の間隔で横に8個並びます。
思っていた方法で行けそうなので、外形を切り出したパーツに下書きをします。
薄く書いてあるので良く見えませんね。
下書きが出来たら、いよいよ本番です。
最初に円の部分をホール・ソーを使って穴を開けました。
ホール・ソーはドリル・プレスに銜えさせて使いました。
穴があいたら、後は縦の部分をカットするだけです。
こんな感じになりました。
と、文章と写真にしたら 何がそんなに問題だったの? と思われる位あっさりここまで来てしまいました。(実際は結構時間かかってます)
でも本人は形になるまで 大丈夫かなぁ と心配してたんです。
最初は鋸でちょっとづつグルッと切って行く事しか考えていなかったのですが、途中でホール・ソーを使うことを思いつきました。
第一関門を突破したので、そのまま次に進みました。
この板の下にもう一枚板を重ねてネジ留めします。
強度確保の為、櫛の歯の部分にも全部ネジがかかるようにしました。
いつもならパーツは組みながら接着したり、ネジは埋め込んでパテで埋めたりするのですが、今回は運搬の都合上、最終的に分解して 組み立て家具 にしなければいけません。
なので、基本的に組は全部ネジ止めです。
ある程度大きなセクションで分解できれば問題ないのですが、まだどこまでパーツをまとめて大丈夫なのかわからないので、今のところ完全にバラバラに出来るように組み立てて行きます。
さて、二枚の板をネジ止めする下穴を開けていきます。
まず、一枚目(ネジが入っていく側から見て)にネジのピッチを含めた直系の穴を開けました。
いつもならネジは埋め込んでウッド・パテで塞いで見えなくするのですが、今回は外せるようにするためネジは完成後も見えてしまいます。
頭が綺麗に板と面一になる様に、テーパー部分が入り込むネジの頭と同じ直径のドリルで削ります。
ネジをはめてみると。。。
ぴったり!
次に2枚の板をピッタリと合わせてクランプで固定して、一枚目に開けた下穴に同じ直径のドリルの刃を入れて、指で軽く押し付けながら回して2枚目の板に印をつけます。
クランプを外して、二枚目に付けた印の所に、ネジの芯(ねじ山を除いた部分)と同じサイズの穴を開けて(貫通しないように)、全部のネジがちゃんと所定の位置にあるか確認してからゆっくりと締めていきます。
これでやっと2枚の板がくっつきました。
この部品は床部分になるのですが、この掘り込み部分にモデルガンのグリップが入るようになります。
全部で8丁並ぶ訳ですね。
いつもこんな感じでネジを打っていますが、かなり段取り悪いですね。
もうちょっと要領の良いやり方もあるのかな。
そもそも根本的に間違っている可能性も高いですけど。。。。
さて、ここで気が付いたのですが、最初にくり抜いた板は手前の角をルーターで落さないといけなかったのですが、くり抜く前に済ませておくべきでした。
櫛状になっている両端は結構細いので、手荒なことをしたら折れそうです。
くり抜きが上手く出来るかどうか不安だったので、そっちにばかり気が行ってしまい、手順を間違えました。
でも、さいしょの関門が突破できそうなので一安心です。