模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

ベースは大事、岩の塗装は龍王石とする!  ~ 福崎町観光協会 河童の河次郎(がじろう) 制作記 5

 こんばんは。

 

 河童のがじろう制作記も5回目になりました。

 前回、がじろうさん本人は一段落付いたので、今日はベースの岩を仕上げます。

 オレンジさん、今回はけっこう頑張りました、気合が入っています。

 いや、いつも気合入れて頑張ってますが、今回はいつも以上に練り込んでます。

 珍しく 「岩の塗装 どうしよう、、、、」と考えがまとまらず、なかなか塗り始められなかったくらい、イメージを具体的に固めるのに時間もかかりました。

 がじろうさんは河童なので、実際に見た事がある人は余り居ないでしょうから、なんとなく ぽいね と言う所まで持って行けば概ねOKと気楽な部分があったのですが、岩は誰でもどこでも目にする物なので、余程丁寧に塗り込まないと パッと見ただけで あぁ、なかなか上手く塗れたプラモですね となってしまいます。

 そうじゃなく、あくまで「本物」を目指す意気込みで始めないと。

 なかなか 「思ったよりも全然上手く出来た!」 なんて事は起こらないので、到達点は出来るだけ高めにしておいて丁度良いと思っています。

 

 と、珍しく最初から鼻息も荒くなってますが、実はベースというのはとても大事。

 作品そのものがいくら上手く上がっていたとしても、ベースがショボかったら全体がショボい方に引っ張られてしまう様に思います。

 だったらベースは無い方が良い と思うくらい。

 逆に良いベースに置かれた作品は、単体よりも遥かに良い作品に見えてきます。

 音楽も粋なベースが入るとグッと締まりますしね。

 ほんとにベースは大事。

 

 あれ?

 ハードル上げ過ぎてません?

 ほら、あれですよ。

 志は高く持て って話です。

 

 でも本当の所、岩の塗装はどうするか、かなり悩みました。

 本物 とか言ってますけど、どうすれば本物みたいに塗れるのでしょう。

 頭の中にあるイメージが詳細まで具体的にならなかったんです。

 結局、自然界にある石からイメージを持ってきました。

 モチーフは龍王石。

 手のひらサイズからある石なのですが、造形はまるでアジアの何処かにありそうな、ウン千年の歴史を感じさせる岩山の様で、色合いも白いラインが特徴的な石です。

 キットに付いている岩は、形状は全く違いますが、塗り分けは龍王石のようなグレーを基調としたものにします。

 岩は組み立てて接着線も消された状態から、黒で下塗りを済ませてあります。

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 この状態から、いつもの様にアクリル系の塗料を塗料皿に置いて(黒と白が基本)、細めの面相筆でその都度混ぜながら塗っていきます。

 最初に言いましたが、今宵のオレンジは一味違います。

 気合がかなり入ってます。

 もしかしたら、塗っている間中、息をするのも忘れていたんじゃないか と思うくらいの集中力でした。

 ですから、、、、

 気がついたらここまで進んでました。

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 また途中の写真撮るの忘れた、、、

 てへ。

 

 龍王石、難しい。

 なかなか本物の様にはいかないですね。

 でも、イメージが固まらない状態でぼんやり始めてしまったら迷走しそうですが、頭の中でかなり練り込んで塗り始めたので、始めてしまえば一気に進める事が出来ました。

 色の差がある所は、ある程度平行になるように気を付けて塗り分けをして、所々白いラインを入れています。

 この白いライン、筆で細く白を入れると、どうしても馴染まずに浮いてしまいました。

 どうすればイメージ通りに塗れるか色々考えて、塗料皿の上でグレーと白の塗料を接触させた状態で混ぜずに、その境界辺りをそのまま筆ですくって、それをそのまま岩の表面に置いて、ゴニョっとするとイメージに近い感じに上がってくれました。

 基本的な塗装が出来たら、次にウェザリング というのかな、苔なんかを塗装します。

 苔って塗装するの、難しいですよね。

 実際の苔はかなり鮮やかな緑色だったりしますが、それをそのまま塗ると全然苔に見えなかったり。

 そこで、苔も2種類塗り分けて視線を分散させる事にします。

 茶色っぽい苔と、緑の苔。

 最終的に塗装後にUVレジンを使って水の表現を加えるつもりなので、それを見越して水が溜まり気味の所には茶ゴケを主に、湿っぽいだろうな と言う所には緑ゴケをペタペタ。

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 塗装はだいたいこんな感じで良いかな、、、

 これに、UVレジンを盛って水に濡れた演出を加えます。

 その演出ですが、UVレジンを全体にまんべん無く塗るのでは私のイメージと違ってきます。

 川などにある、ちょっと大きめの石を思い出してみると、水際は濡れて色が濃くなったりしていますが、基本的には乾いている部分が結構多いです。

 川でそうなのなら、沼にある岩や石は水際以外は殆ど乾いているように思います。

 その乾いた岩にザッパァーと河童が飛び乗ったという風に表現したいのです。

 あ、どうでも良い事ですけど、沼と池の違いは自然に出来たものか、人口で作られたものか の違いだそうです。(沼が自然)

 さて、じゃ、どういう風にレジンを盛ればいいのか。

 実際に塗装が終わった岩をバスルームに持って行って、スポイトで上から水を垂らして、どういう風に水が溜まって、どういう風に流れていくのかを観察してみました。

 出来るだけそれを真似る様にUVレジンを盛ったり、クリア塗料で水が流れた跡を追加していきました。

 が、ここでトラブル発生。

 使用したUVレジンは、ダイソーで買ったUVジェル。

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 わー、こんなのが$1.50で買えるんだー すごい と喜んで使ってみたのですが、、、いつも使っているUVライトで固まらない!*1

 今まで使っていたのは、フライフィッシングのフライ(毛針)を作るときに使うUVレジンで、ライトを30秒も当てれば固まってましたが、このダイソージェルはどれだけ当てても固まりません。

 これはやばい、、、さすがに焦ります。

 UVレジンが固まらないと、もうどうしようもないので、最悪 溶剤で塗装ごと落とすことになりかねません。

 そういう時の最後の手段は、、、天日干し!

 昼間に炎天下に置いて、無事に硬化しました。(ホッ)

 太陽は最強のUVライトなので、これで固まらなければもう諦めるしかない所でした。

  水の表現を加えて、最終的に岩はこんな感じになりました。

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 ザパッと河童が飛び乗ってた時にバシャっと水がかかり、岩の上で座っている内にポタポタと水が落ちて、天辺の窪んでいる所に水が溜まり、下に流れて行った、、、感じ。

 水溜まりが分かり難いので、角度を変えて。

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 水たまりやどっぷり濡れている所(天面)はUVレジンで、サラッと流れて行った所(側面)はアクリルのクリアにスモークを混ぜたのを塗りました。(岩が濡れると色が濃くなることが多いので)

 

 後は、真ん中の黒い部分に付属のステッカーを貼れば完成です。

 

 うーん、ほんとにガジロウさん本体よりも手間も文字数もかかっちゃったかもしれません。

 

 少し前から予約受付中だった、妖怪プラモデル「天狗」。

fukusakikankou.stores.jp

 私も予約していました。

 海外発送には対応して頂けなかったので、発送先は実家にしておいたのですが、配達されたらしいです。

 いつ手にする事が出来るか分かりませんが、早く見てみたい!

 

 さて、次回のガジロウさんの制作記は書き忘れていた事があったので、一旦本体に戻ります。

 次はこんなに長文にならないと思いますので、お楽しみに。

 

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*1:物が小さい事が多いので、私はレーザーポインタ・タイプのライトを使っています。さすがに弱かったかな?