こんばんは。
久々のエレキング制作記の続きです。
一か月半程も開いてしまったので、どこまで進んでいたか、忘れている人も多いと思います。
しっぽの継ぎ目消しが終わったところまで進んだのでしたね。
前回までのあらすじはこちら。
今回は前回と同様に、エポキシパテを使って腕や脚の継ぎ目を消す作業です。
その前に。
手足を接着してしまうと塗装しにくい部分が出てくるので、そこを先に下塗りしました。
これはソフトビニールキットなのですが、この材質は専用の塗料を使わないと、ある程度の時間が過ぎてから(数日~数か月)塗膜が溶けた様にベタベタしてくることがあります。
塗料に含まれる何かが材質と反応するらしいのですが、日本にはそういった問題が出ないソフビキット専用塗料 というものが売られています。
こちらでは見つけられなかったので、基本的にソフビと同じ材質(自分で調べたところ、多分そうだろう というレベルですが)の配管材料等の塗装に使われる、ホームセンターで購入可能なスプレーを下塗り用に使ってみることにしました。
(屋外青空モデリングです)
下塗りは黄色を使いました。
陰になる部分を中心に塗装します。
このキット、パーツの隙間や段差が豪快な事になっています。
ものすごい段差があるのですが、実は着ぐるみのスーツがたるんでいる様に見せているので、塗装してしまうと 以外と 目立ちません。(目立ちますけど)
この段差はしっぽの時と同じようにエポキシパテで埋めるのですが、さすがにただ埋めて馴染ませるだけでは済まなさそうです。
仕方ないので、出来るだけ他の場所との違和感が出ないように気を付けながら、パテを盛りつけて形を作り直しました。
パテで作り直した と言っても、周りと上手く馴染ませることが出来なくて、すぐにバレそうです。
そんな時、私は上手く誤魔化す為に隙間を交差する様な隆線を作ったり(隙間を分断することで、なんとなくそこが継ぎ目だと分かり難くなる、かな?)、隙間を埋めた隣(元々のパーツの表面)に、同じように造形を足しておいて視線を分散させるようにします。(Misdirectionの一種?)
それと、膝の裏側等、グイッと曲がった内側は段差をそのまま残して、着ぐるみが折れて中に巻き込まれているような感じに見せる為、半分くらいだけ段差を埋めました。(決して全部埋めるのが面倒だったわけではありません)
少し前に、こちらからのコメントのお返事に わたしんちのペットが見たい と頂いたことがあるので、私が飼い始めたのではないのですが、我が家のペットをちょっとご紹介。
エポキシパテで塑造の時は、彫刻と違って塵も大量に出ることもないし、必要な道具も少なくて済むので、この時はリビングで作業していました。
そしたら、ネコ(名前はウリ)が乗ってきて手伝ってくれようとしました。
と思ったら、コテの動きに気を惹かれたらしく、クンクン。
(いや、あの、、、邪魔なんですけど,,,)
でもすぐに飽きた。
そして、、、寝た。
(穴だらけのぼろっぼろのTシャツ着てて、見苦しくてすみません。ここに座ると必ずウリが乗って来るので(常に待ち構えている)、いつもここに座るときは作業兼ネコ用のボロ服に着替えるのです。)
私は魚を飼っていますが、ウリは水槽を見るのが大好きで、私よりも水槽の前で魚を見ている時間が長いです。(最近はちょっと飽きてきたみたいですが)
何年か前に撮った写真ですが、水槽の底に居る魚を真剣に見ていたので、かなり近寄ってカメラを構えていたのに、全くこちらに気が付きませんでした。
子供みたいに見えるのですが、この時で多分9歳くらい。
私のペットという事であれば、魚なのですが、写真をきれいに撮るのが難しいので(水槽に対して直角に撮らないと、アクリルの屈折率の関係で歪んでしまう)、いつか上手く撮れた時にはそちらもアップできれば、、、と思っています。
さ、模型にもどりましょう。
埋めた隙間はこんな感じです。
曲がった外側は埋めて、内側はそのままにしました。
ここも、膝の内側はそのまま残しても、弛んで折れ曲がったように見えるかと、、、
しっぽの時と同じように、パテが軟らかい状態で整形して、そのまま歯ブラシで表面処理をして終了としました。
後は硬化させて下塗りでチェックです。
下塗りをしたらこんな感じです。
膝回りしか写真が無かった(汗。
そして、一番大変そうだったのは尻尾と胴体のつなぎ目です。
直径が変わっている という大変な事になってます。
しょうがないので、斜めに盛り足してなるべく馴染ませましたが、私にはこれ以上は難しい。。
ここも下塗りの写真を撮り忘れていました(汗汗。
これで、工作する所は全部終わりです。
特別な事はせず、簡単にある程度誤魔化せる方法として見て頂けると幸いです。
次は塗装に入れる、かな?