模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

20年振りにバイクに乗ってみた! ~GS1000SZカタナ ストリート・デビュー~

 

 えーと、グローブとヘルメット。

 携帯と財布はジャケットのポケットに入れたし。

 あとは家の鍵っと。

 

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 なぜかブーツはガレージの中にあるから、外で履き替える。

 ヘルメットかぶっ、、、て。

 きついなぁ。

 被るとき、首痛いわ。

 久しぶりに被ると、結構重いな。

 グローブはめて、よいしょっと。

 あとは(HitAirの)ハーネス留めて。

 これで準備オッケーかな?

 まぁ、久しぶりゆうても、一応は泣く子も黙る限定解除をパスしてるんやから、ブランクなんて全然かんけー無し、、、、な訳ないです、全く、もう全然むり。

 だってねぇ、20年振りですよ、20年!

 産まれたばかりの子供がもう成人式ですよ。

 そう考えると恐ろしくなります。

 ・・・乗れるの?自分。

 カタナ、重いで、かなり。

 家出るとこで立ちゴケなんて、洒落ならんなぁ。

 まぁ、まだこの時間だったら、車もそんなに走ってないだろうし、、、。

 いくか。

 第一関門は家を出るところからだな。

 ゆっくり、、発進。

 おーー、動いた!

 やっぱりバイクの音は車と違って響くなぁ。

 住宅地は気ぃ使うなぁ。

 なるべくうるさくならない様に、そろ~り、そろ~り。

 

 さ、ここからは、いよいよメインストリート。

 車来てないね?

 よーし、行こう。 

 うりゃっ。

 やたっ、走った!!

 各部、異常なし?

 ハンドルもぶれてないし、ブレーキもちゃんと効くし、大丈夫そう。

 ん?

 エンジン、綺麗に爆発してないな、、、。

 バラバラしてるし、これは同調???

 いや、、、

 この振動の伝わり方は、、ガス欠だ!

 あらら、止まっちゃった。

 え~、まだチャプチャプ聞こえるし、大丈夫だと思ったのになぁ。*1

 予備タンクに切り替えて、とりあえず家に戻ろう。*2

 まだ家にガソリンが残っていたはず。

 出たと思ったらすぐ帰って来たなぁ。

 ご近所さん、朝もはよからすみません。

 取りあえずガソリンあるだけ入れて、近所のGSにGo!

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 こ、これ、もしかしたらウチの敷地外で撮った初めてのカタナの写真じゃないかな。

 今までガレージの中ばっかりで、変化の無い写真しかなかったからなぁ。

 またすぐにタンク外すかもしれないから、ガソリンは半分くらいにして、いざ再発進。

 うん、今度は大丈夫!

 普通に走る!

 意外にスムーズ。

 シフトアーッツプ!!(なんかの必殺技か?)

 う、う、う、ウキャぁぁぁあーーー!

 カ、カタナ乗ってるよ!

 まじかぁー、まじでぇーーー?!

 

 渡米したての時は、経済的に無理 というのもあったけど、会社もやんわりとバイク禁止ムードを漂わせていました。(なんせ職人なので、手の怪我は命取り)

 ビザのスポンサーへの義理もあり、怪我のリスクを考えてバイクは自主規制。

 その後、自分の立場が徐々に会社にとって重要になるにつれて、いつの間にかそれが規制に変わります。

 過去に一度、バイク復帰を会社に交渉したら、万が一怪我で会社を休むようなことになったら、損害賠償を請求します と言われました。

 なんだか理不尽な気もしたけど、たちまち乗れるバイクも無かったので、了承するでも無く、その時はあやふやな状態で流れました。

 カタナが仕上がってくるにつれ、自分の中で バイクに乗らない という選択肢は無くなっていたので(そらそうだ)、成り行きによっては一戦交えるつもりで再度交渉、というより報告。

 カタナ、そろそろ仕上がるので、乗ります と言うと、これまでの経過を知っているので、これは止められないな と思ったのか、損害賠償の件は持ち出されることも無く、一言 「気を付けて乗ってください」。

 いい歳して、何を考えているんだ 

 社会人としてどうよ?

 と言われる様な事でしょうけど、渡米がきっかけになって成り行きに流されて、そのままバイクから降りる という事だけはしたくなかった。

 どうしてももう一度カタナに乗りたかった。

 少しでも体力を維持できるかも と嫌いな運動をしに、行きたくもないジムに通っているのも、その為。

 20年のブランクは長いです、とてつもなく、、、

 ずっと乗っているのならともかく、体力的にも精神的にも、昔の様に乗れるとは思えない。

 そら周りから反対もされるわ。

 それでも、このままずるずると何かを引きずりながら、残りの人生を過ごすのは、自分には無理。

 もう一度乗って、体力的にもキツイし、これは無理やわ となれば、はじめて納得して降りられるってもんです。

 世の中、なんでも納得してやり過ごせる事ばかりでは無いのでしょうが、自分で何とか出来るのなら、どっちになるにしても、きっちりと決着をつけたい。

 出来るなら周りとの折り合いを付ける落とし所も探しますが、どうしようもないのなら、もう決めてしまった事なので、どれだけ反感を買っても最後には自分の我を通すつもりでした。

 そうなんです、私は社会的に協調性の乏しい我儘なのです。

 

 しかし、ここまで長かったなぁ。

 長いタンクを抱えて握るハンドル、メーター越しにある小さいスクリーン。

 その向こう側から流れてくる風景、久しぶりだ。

 やばい、風景がにじんできた。

 あかーーん、フルフェイス被った状態で、それはマズイ。

 違う事考えて、、、安全確認、安全確認。

 うーん、後方確認って、こんなに首曲がらんかったっけ? 

 後振り向くのもよっこらしょ。

 体、かたなってるなぁ。

 しかし、おっかないのぅ。

 風の抵抗って、こんなにすごかったっけ?

 法定速度でも十分過ぎるスピード感。

 交差点曲がるのでもビクビクやわ。

 これは暫くは週末毎に朝のリハビリ練習が続くなぁ。

 それにしても、、、ヤバイ、、、むっちゃくちゃ楽しい。

 直線をトロトロ流すだけでも、すんごく楽しい。

 まるで、バイクの免許取り立ての時に戻ったみたい。

 なんて新鮮なこの感覚。

 

 カタナの初乗りは、調子見だったので(カタナも自分も)近所をグルグル回るだけで、ひとまず終了。 

 無事に帰ってきました。

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 ふぅ~。

 

 やっとのことで復帰できた、復帰さてくれた、全ての人、事の流れに感謝です。

 こんなにノロノロとしか進まないブログを読んで下さった方々、コメント欄で応援してくださった方々にも本当に感謝です。

 

 長かったカタナの復活プロジェクト、ようやく走行可能状態まで来ました。

 やっと一段落です。

 ここからは、走り出す為の取りあえず仕様 を、ちょっとずつ自分好みに直していきます。

 

 年明け一発目が、えらく大人気無い内容になってしまって、ちょっと恥ずかしいのですが、それが私の本質なのですから、仕方ないですね。

 こんな私の書く文章を読んで下さってありがとうございました。

 今年もよろしくお願い致します。

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*1:最近は違うかもしれませんが、昔のバイクには燃料計が付いていないものが多く、大体の走行距離や、バイクを左右に揺すってタンク内の音を聞き、ガソリン残量の目安にしていました。

*2:そんな感じなので、バイクには予備タンクと切り替えるコックが付いています。