模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

とんぼ玉の作り方、、、誰か教えてください。 (実践編、だけど未だ迷走中)

 こんばんは。

 

 とんぼ玉関連、前回の続きです。

 なんだかトンボ玉を作り始めるまでに、かなり時間がかかってしまいました。

 

  上の記事の最後の方に入れようと思っていた写真があったのですが、入れ忘れてしまいました。

 キナリ硝子のファン・バーナーです。

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 基部にパソコンなどに使われる小さいファンが内蔵されていて、それが空気を送り込み、ガスと空気の混合気を作るような仕組みです。

 こんなのを使ってガラスを溶かします。

 

 前回の記事の中で、上のバーナーを手に入れたところで、Ebay(正確にはeBayです)という言葉を普通に使っていたら、わからなくて検索なさった方がいらっしゃったようです。

 こちらでは余りにも普通にあるものだったので、つい説明を入れなかったのですが、ちょっと不親切でした。

 eBayは日本でいう所のヤフオクと同じ、オークションサイトです。

 北米だけでなく、UKやイタリア等、ヨーロッパの各国や、以前 確か香港のも使ったことがあるような気がします。

 多分、日本にはヤフオクが既にあったので、定着できなかったのだと思いますが、同じIDで世界中のeBayを使って、欲しいものを探せるという、ものすごく危険なサイトです。

 (Paypalがここまで普及したのも、多分ebayのおかげじゃないかと思う、、、)

 eBayのお陰で、今回の様に新しく何かを始めたりするときに、材料や工具を一式中古で安く揃えたり、探している旧車のパーツを見つけられたり。

 私は不具合さえないのなら、なんでも中古を率先して使うので、本当に助かります。

  (上のキナリのバーナーは$100くらいで購入できたと思います)

 あーーーしまった。

 余計な事を長々と、、、。

 

 トンボ玉です。

 漸く準備が整って、とんぼ玉を作り始めるオレンジです。

 が。

 正直、私ごときがトンボ玉の作り方について説明をするなんておこがましいので、そういった内容にはならないです。(というか、そもそも説明できません)

 この1年でどこまで来たか という経過報告です。

 

 普通のガラスビーズも含めて、ガラス細工を作る人はこちらにも居ますし、ランプワークの短期クラスとかもあるのですが、とんぼ玉を作るクラスや作家はいろいろ聞いたり探したりした感じでは、この辺り(ロサンゼルス近辺)では見つかりませんでした。

 教えてもらえる人も勿論居ないので、日本の教則DVDや本を使って、手探りで地道に失敗を重ねるしか方法がありません。

 実際に始めるまでに、動画を何度も見直したり、本で過程を見たり読んだり、一度体験している事とは言え、何度も作り方をイメージしました。

 道具が揃うまで時間がかかったので、そういう時間は十分にあったんです。

 さぁ、いざ焼かん、とんぼ玉 と頭でイメージした通りにガラスを溶かすのですが、、、

 当たり前ですが、最初は全く、いや、本当に全く 上手く行きませんでした。

 形が云々以前に、最初は只の単色の丸い玉を作ろうと思っても、丸くもならないし、それどころか、出来た玉をステンレス棒から外すことも出来ませんでした。

 それでも、何度か焼いていると、棒からは外れすようになってきて(←これだけでも凄く嬉しい)、自分が焼いたトンボ玉を手に取る事が出来る様になりました。

 

 とんぼ玉は、ガラスビーズというカテゴリーでくくってしまうのなら、世界中にあるものですが、ガラスビーズとトンボ玉は微妙に(大分?)違います。

 はっきりとした定義は分からないですが、黒壁で教えて頂いた先生曰く、、、

 ビーズは幾つも同じ形状の物や、特徴的な物を組み合わせて並べて使う事が多いけど、とんぼ玉は1つの玉をメインに使う事が多い(ペントップやイヤリング、根付等)ということ。

 これは使い方の違いになるので、それを使う人によって左右される事ですが、もう1つは形状的な違いでした。

 とんぼ玉には「へそ」がある。

 この「へそ」が無いものはトンボ玉とは言えないくらい、とんぼ玉にとって大切な特徴だ という事でした。

 紐を通す穴の縁が、角が無く丸く穴の中心に引き込まれていくような形状になっている、それが「へそ」です。 

 単体で使われることが多いトンボ玉は、この「へそ」がちゃんとできてなくて、角があったりすると、そこで紐が切れやすくなる為、とても重要なんだそうです。

 さて、最初に教えて頂いた先生からの言葉と言うのは、それはそれは心に深く残っているので、何はともあれ「へそ」が作れるようにならないと、先には進めない と形を取る練習をするのですが、、、「へそ」を作るのが、、、まぁ難しいこと。

 最初の頃は、「へそ」部分は大体こんな感じになってました。

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 初日で紐が切れそうですね。

 ものの本によると、へそが上手くできない場合は、ヤスリで形成すると説明してるのもあったのですが、教えはちゃんと守らないと。

 へそを作る理屈は分かっているのですが、やはり頭で思うのと実際にやってみるのとでは大違いです。

 棒に巻き付けたガラスを溶かし過ぎると、ガラスが流れてしまって棒に馴染んで尖ってしまいます。

 硝子の溶け加減は手で触って確認するわけにもいきませんので、硝子の色をみて、前回と違いを付けて、良い塩梅を探します。

 で、また失敗。

 それの繰り返しを何度もやって、なんとか角が無い玉が作れるようになりました。

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 そんな感じで地道に、ジワジワと段階を踏んで練習を重ね、秋ごろになってようやくこんな玉が焼ける様になりました。

 

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 黒壁の教室で教えて頂いて初めて作ったトンボ玉と同じような玉です。

 これを一人で作れるようになる というのが、自分の中で立てた最初の目標だったんです。

 この玉は、花(放射状に広がっている柄)のパーツを作る工程と、玉を作ってそのパーツを埋め込む工程に分かれています。

 黒壁で作った玉は、花のパーツは予め先生が作ってくださっていた物を使ったので、綺麗に均等に開いていますが、私が作ったパーツは、かなりいびつですね。

 玉の形も歪んでいて、本当なら人前に出せる物ではないのですが、なんとか最初のスタート地点に一人で立てた気分でした。

 

 この玉を作るまでに、基本的な技法を色々と練習する中で、なんじゃこりゃ? というものばかり沢山作ってしまいました。

 それも自分の作品として結構愛着が沸くもんです。

 その なんじゃこりゃ? の中から、いくつか(まだましなのを)写真を載せてみます。

 

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 この玉には白い渦巻の模様を入れたのですが、なぜか白が飛んでしまって殆ど見えなくなってしまいました。

 熱し過ぎ?なぜだろう。。

 形も歪んでいて、えらい不格好ですねぇ。

 

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 これなんかは、色々やってみようという意気込みだけ空回りして、ゴチャゴチャして なんじゃこりゃ になってしまいました。

 

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 へそも上手く出来なかったのですが、配色が気に入りました。

 この配色で色々作ってみようと思っている玉。

 

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 花のパーツを、中心をオフセットするように埋めてみたらどうなるかと試してみた玉です。

 なんだかよくわからない感じが気になります。

 

  トンボ玉を作る人から見たら、よくこんなの公開するなぁ と言われそうなものばかりですが、今はこれが精一杯。

 いつもここに来てくださる方は、本当に優しい方が多いので、もしかしたらこれでも 良くできてるよ と思って頂けるのかもしれませんが、こんなに長い文章を読んで頂いて、私のなんじゃこりゃ?しかお見せしないのでは申し訳ありません

 最後に目の保養をして頂きましょう。

 

 技法の勉強にと、ちょっと古いランプワーク専門雑誌を何冊か購入したのですが、な、なんと、その中の一冊の巻頭特集に、黒壁の教室で教えて頂いた先生が載っていました!!

 表紙に先生のお名前を見た時は「え??まさか???」と思い、ページをめくってその特集を見たときは、思わず「うわー師匠載ってるぅーーー!!」と声に出してしまいました。(弟子にした覚えはない!!!と怒鳴られます)

 表紙をめくると、加藤旭先生の作品のガラスペンが掲載されています。

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(説明の為 LAMMAGA Vol.4 より引用)

 

 なんと綺麗な。。。

 やっぱり凄い方だったんだー。

 そんな人に教えて頂けるなんて、運が良かったなぁ と、思い出に浸る私。

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(説明の為 LAMMAGA Vol.4 より引用)

 

 ね?なかなか厳しそうな方でしょう?

 職人気質が滲み出る、本当に素敵でカッコいい方でした。

  黒壁には加藤旭さんが経営なさっているガラス工芸のショップがあります。

 「黒壁十三号館サンライズKoKo」 

 滋賀県長浜市元浜町12-35

 もし長浜市の黒壁を訪れる機会があったら、是非立ち寄ってみてください。

 運が良ければ実演が見られるかもしれません。(私は見られませんでした)

 

 同じ雑誌の他の号にはグラス・アイの特集もありました。

 完成品の写真は殆ど無く、作り方が順を追って掲載されているのですが、それを写真にとって載せるのはマズイと思うので、控えました。

 掲載されていたのは「LAMMAGA」という雑誌の2009春号 Vol.7 でした。

 

 もう一人、紹介したいトンボ玉作家がいます。

 実際に自分でトンボ玉を作り始めてから、他の方が作るトンボ玉というのは見た事がありませんでした。

 やはり、一度ちゃんとしたトンボ玉を手に取ってじっくり見てみたい と思い、1つ購入してこちらまで送ってもらいました。

 それがこちら。f:id:mata1:20161223180712j:plain

 もう驚愕です。

 角度を変えて。

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 本物の花を縮小して埋め込んだみたいです。

 ドラえもんの助けが無いと無理です。

 これがプロの仕事かぁ と見とれてしまいます。

 こちらを制作なさったのは、とんぼ玉作家の富松望さんで、岡山市で教室も開いていらっしゃいます。

 なんと、富松さんは独学でトンボ玉を制作していらっしゃるそうで、もう2度びっくりです。

 メールで何度かやり取りをさせて頂いただけなのですが、とても親切な方で、わからないことがあれば何でも聞いてください とありがたい言葉を頂きました。

 近くに居れば教室に通いたい所ですが、、、無理なので、迷惑にならないように気を付けて、質問をさせて頂こうと思います。

 富松さんが運営なさっているオンラインショップはこちら。

ma2.stores.jp

 

 

 最近は「透き掛け」と言う、作った玉の表面をクリアガラスで一層コーティングするという技法の練習をしているのですが、もうね 全く出来る気がしません。

 余りにも失敗ばかり続くと心が折れてしまうので、ちょっと考え方を変えて、今できる技法を使って、まずは形よく、配色等に気を配って、自分が気に入る玉を作る事を楽しもうと思っています。

 昨夜焼いたすごくシンプルな玉ですが、気に入っています。

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 教則DVDで初歩の技法を使って、江戸時代に盛んに作られた花の絵が入った玉を作るセクションがあったのですが、DVDの中で先生が作られたその玉の完成度が凄くて(当たり前です)、すごく綺麗で素敵な玉なんです。

 (私が焼いたので参考になりませんが、こんな感じの柄です。)

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 (黒い点はススを巻き込んでしまった失敗です。DVDのはもっともっともっと綺麗です。

 

 まずは今できる事を練習していけば、最初に言い訳をしないで人に見せられるものになるかもしれません。

 なんとなく、私はガラスという素材を使うのが苦手みたいで、上達が凄く遅いようですが、トンボ玉を作っている時はとても楽しいので、暫く練習を続けていきます。

 プレゼントして喜ばれるような玉が作れるようになるといいな。

 

 今回は本当に長くなってしまいました。

 最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

 更新に思ったよりも時間がかかってしまったのは、過去に撮った写真が余り良くなく、撮り直していたからです。

 とんぼ玉は周りの物が映り込み過ぎると、どんな柄なのか分からなくなってしまったり、色が分かり難かったりするので、写真に撮るのがとても難しい という事が分かりました。

 (トリミングしたら写真が小さくなってしまったのですが、大きくしても粗が目立つだけなので、そのままにしました(笑)

 

 とんぼ玉関連は、忘れた頃にやってくるかもしれません。

 前回の記事を読まれて、とんぼ玉に興味がある というコメントを何人かの方からブックマークで頂きました。

  作り方の記事は書けませんが、最初に必要な道具や材料、そんな感じの事はかけるので、そんな要望があれば調子に乗って出してくるかもしれません。

 その時はまたよろしくお願いいたします。