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模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

Dream Theater presents The Astonishing Live

音楽

 こんばんは。

 

 先月行ったコンサートが、とても良かったのです。

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 ヘッドライナーは、大好きなDreamTheater(以下DT)です。

 会場はWilternという、LAの老舗シアターです。

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 なんでも1931年に建設されたそうです。

 名前のWilternの由来ですが、この建物は2本の大通りが交わる交差点に建っています。

 その道の名前が Wilshireブルバード と Westernアヴェニューなので、その2つをくっつけてWilternです。

 由来を知っていれば場所が何処かも忘れないので便利。

 Wilternの前は時々通るので、建物は見慣れているのですが、今まで縁が無くコンサートに来るのは初めてです。

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 筆が遅いので、約一ヶ月遅れでお届けです。

 アメリカで行われるコンサートにしては珍しく、オープニング・アクトは無しでした。

 

 入ってすぐのホールは吹き抜けになっていて、天井にはこんな照明が。

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 その吹き抜けの2階から見下ろすと、バーの周りで皆さん飲んでます。(暗くて分り難いです)

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 そして、ワクワクしながらシアター内に入ります。

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 ライブハウスの様に小さい箱と言う訳ではないですが、大き過ぎずいい感じです。

 何よりアンティークな建物に相応しい内装で、雰囲気が凄く良い。

 席からステージを見ると、天上や壁の雰囲気がDTの音楽と合っていて、大いに盛り上がってきました。

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 残念ながら、演奏中は写真撮影が禁止になっていたので、写真はこれだけです。

 前回(4年程前)DTのコンサートに行ったときは、本気のデジカメでの撮影は禁止されていましたが、携帯電話等の簡易写真機での撮影はOKだったので、今回もコンサート中の雰囲気を撮れるか と思っていたら、計算違いでした。(会場によって色々違いますからね)

 

 今回のコンサートに来るにあたって、今年の頭に発売された新しい2枚組みのコンセプト・アルバム「The Astonishing」をじっくり聴き込みました。

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 過去のアルバムは既に充分聴き込み済みですから、ここ最近はこればかり聴いていました。

 でも聴き込んだCDの自分の好きな曲がコンサートで演奏されるかどうかは分りません。

 が、今回のコンサートはそういう心配がありませんでした。

 なんと、この2枚組みCDを最初から最後まで、全34曲を再現したコンサートだったんです。

 今回のニューアルバムは、コンセプトアルバムになっていて、先ず一つの物語が作られて、その物語をアルバム全体を通して表現する という形になっているので、曲順もそのままに、イメージ映像を絡ませて1つのステージとなっていました。

 1枚目のCDの曲を全部終えたところで会場が明るくなり、ロックのコンサートにしては珍しくインターミッションがあり第2幕に入る等、普通のコンサートとは異なる雰囲気です。

 CDの最後に収録されている曲を残して終了して、アンコールでアルバム最後の曲を演奏。

 大団円でコンサートを終えて、本当に長い映画、演劇かオペラを見終わった様な感動がありました。

 

 実は今回の新しいアルバムは、DTにしては短い曲が多く、楽曲も変拍子は多用しているものの、グルーブ感というか、うねった感じが浅く、ダイナミックな感動が余り無かったのですが、コンサートの完成度が凄く高くてCDで聴くよりも遥かに感動的でした。

 コンサートが終わってからこのCDを聴くと、そのときの感動が甦り、凄く良いアルバムに思えるようになりました。

 

 このDreamTheaterというバンド、それはもう超がいくつも付くほどのビッグネームなのですが、どうも日本だと、好きな人は好きだけど あんまり有名じゃない というポジションにあるような気がします。

 なんとなく理由は分かる気がするのですが、、、このバンドの作り出す音楽はちょっと変わっているのです。

 といっても、変な音楽 という事ではなく、日ごろ皆さんが耳にするポップスやロックの型や定石から外れた音楽なのです。

 プログレッシブ・ロックというジャンルの音楽なのですが、文字通り 既存の型にとらわれず、斬新な音楽を作り出そう というジャンルです。

 変拍子や転調を多用していて、リズムが非常に取り難く、聴き込んでいないと「のる」事も難しかったり。

 楽曲の構成が複雑でドンドン展開していくので、一曲が長くなりがちで、一度聞いただけでは覚えにくかったり。

 シングルカットという事をあまり考えられていないので、アルバムを一枚通して聴いて一つの作品 とされていたり。

 全体の割に対してボーカルの比率が低く、演奏重視の曲が多かったり。(楽器奏者のレベルは恐ろしく高く、ライブでも演奏の完成度がヤバイ)等々

 そんなことをツラツラ書いていても、一体どんな音楽をやっているバンドなのだ? となってしまうと思うので、動画をリンクします。

 私が始めてDTを耳にしたのは、2ndアルバム(Images & Words)からのAnotherDayという曲だったのですが、当時は、この手のハードロック系のバラードが沢山あったので、そういう曲が売れた新しいバンドなのね と当時の私はDTの魅力に気付く事が出来ませんでした。

 そんな私がDTにやられるきっかけになったのは、3rdアルバムのAwakeを見たとき、そういえばこんなバンドがあったなぁ、あの時は売れていたけどどうなったんだろう と思ってCDを購入。

 家に帰って聴いて見たところ、最初のイントロで椅子ごと後にひっくり返るかと思うくらい衝撃を受けました。(衝撃の大きさには個人差があります)

 その曲がアルバム「Awake」の1曲目 6:00 です。

www.youtube.com

 この曲は構成自体は普通なのですが、イントロがドラムソロから始まり、そのドラムが おっそろしくカッコよくて、そこから楽器がドンドン加わるのですが、これもまた、まぁカッコいいです。

 リズムはコロコロ変わるので、そういう点ではちょっと変わった感じというのは分るかもしれません。

 もう20年以上前の曲なので、流石に音は古さを感じますが、私には未だに おっそろしくカッコいい曲です。

 可能であれば、大きな音でどうぞ。

 

 もう一曲。  

 6:00が攻めた曲なのに対して、次はバラード系です。

 DTが好きな人で、この曲はいいっ! という人はかなり多いのではないか と私が勝手に思っている、名曲「The Spirit Carries On」です。

 彼らの6枚目のアルバム「Metropolis Pt.2:Scenes from a Memory」に収録されている曲で、本当にいい曲、名曲です。

 特にギターソロは素晴らしく、テクニカルな部分を押してくるのではなく、メロディーラインがとても綺麗で、ソロ後半にかけて駆け上がる感じが、歌の内容と相まって、心にかかった雲が晴れて光が広がっていく心理を完璧に表現していると思います。(受け取り方には個人差があります)

 ギタリストJohn Petrucciの人柄が演奏から溢れ出ている感じがします。

 ちょっとゴツめの、髭面もじゃロン毛のオッサンなんですけどね。

 本当に優しいんだろうな という音を出します。

 Bassも凄腕で、運指を見るとエライ事になっていて、見てて飽きないです。(ギターより目立たないので、あんまりカメラに撮られないんですけどね)

 楽曲、ボーカルともに最後の盛り上がりは、ライブなら涙なしでは聴けない程です。(感動具合には個人差があります)

 というわけで、ライブVer.です。

 長いのですが、何かやっているBGMでも良いので、是非聴いて頂きたい曲です。

 動画のドラマーは既に脱退してしまっている、オリジナルメンバーだったMike Portnoyです。

 彼のドラムは良かったなぁ。

 上の動画はYoutubeから見ると、説明の所に歌詞を載せてくれています。

 個人的に、こうあって欲しいと言う内容なので、余計にこの曲には感動させられます。

 Because I believe
    That after we're gone
    The spirit carries on ♪

 

 他にも良い曲は沢山あって、例えば「Illumination Theory」という曲なんかは、20分くらいあるのですが、凄く綺麗な曲です。(15分辺りから特に)

 もしも興味が沸いた方がいらっしゃったら、ライブ動画等検索してみて下さい。

 

 拙い文章で長々と書いてしまいましたが、果たしてどれくらいの人が最後まで読んでくれたのやら。。。

 でも、もし1人でもDreamTheaterというバンドに興味が出て、CDを買ったり、コンサートに行くようなことになって、DTが一曲でも多くの曲を世に残せるサポートが出来たとしたら、こんな嬉しい事は無いです。

 

 最後まで読んで下さって、本当にありがとうございました。