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模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

KJazz Spring Benefit Concert - David Benoit Trio w/ special guest Sara Gazarek -

音楽

 こんばんは。

 

 暫く振りの更新です。

 アメリカにいるのに、更新の間がこんなに開いたのは初めての様な気がします。

 いつも遊ぶことばかり考えている能天気な私ですが、たまには元気が出ない事もあります。

 陽気に遊びの事を書く気分になれませんでした。

 ただ、基本的に落ち込んでも長くは続かない方なので、放っておけば復活して来ます。

 ほぼ元通りになって来た所に、この週末出かけて行ったイベントが楽しくて、ポーンと気分を上げてくれました。

 なんの問題も無い生活環境の中に居て、元気が無いなんて言ってられません。

 更に気分を盛り上げる為に、今日は時間をちょっと前に遡って、好きな音楽の話題を書いてみます。

 

 いつも仕事中はローカルのラジオ局のKJazzを聴いています。

 ちょっと前にKJazz主催のコンサートに行ってきました。

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 このKJazzはスポンサーが付いていないラジオ局で、運営費は寄付で賄われています。

 年に数回、大々的に寄付を募る月間募金活動?があったり、収益を運営費とするベネフィット・コンサートも毎年行われます。

 今回のコンサートはDavid Benoit Trioと、スペシャルゲストとして女性ボーカリストのSara Gazarekが出演しました。

 会場はLAから見て南東の方角になるオレンジ郡のコスタメサという町でした。

 購入した席は一番後ろの方だったのですが、その割りに値段は高めに感じました。(確か$75だったと思います)

 でも番組存続の為という気持ちもあるので、いつもお世話になっているから良いかな という感じです。

 そして、何となくそうじゃないかな と思った通り、いつも行くRockやJazz系のコンサートに来ている客層とちょっと雰囲気が違い、どちらかというとClassicのコンサートに来たみたいな感じでした。

 チケットを買う時に見たHPの感じだと、小さめのホールだろうな と思っていたのですが、思っていたよりもまだ小さかったです。 

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 後ろの方でも、出演者がマイクなしで話す声も聞こえるくらいです。

 これは良い。

 大物のコンサートにこの規模の会場というのは、少々値段が高いのにも納得です。

 それにしても、まず目に付くのはステージまんなかのSteinway(ピアノ)です。

 むちゃくちゃ長いです。

 

 ヘッドライナーはD.Benoitですが、実は私はどちらかというと、ゲストのサラさんが目的でした。

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 SaraGazarekは、ここ数年の間で一番気に入っている歌い手で、綺麗な高音を聴かせる というより(いや、すごく綺麗なのですが)、中音から低音域が心地よく、とにかく声が凄く好きです。

 あと、英語の発音が凄く好みです。

 一音一音が凄くクリアで聴きやすく、英語のリスニング・トレーニングになりそうです。

 彼女は途中から登場したのですが、最初に歌った曲はスタンダード・ナンバーでした。*1

 彼女の生歌は初めて聴くのですが、私の好きな音が出たときは うわー、これ!この声!!とゾワッとしました。

 うーん、彼女は良いですよ。

 殆どの曲がバンドとの共演だったのですが、もう少しピアノや、アコースティック・ギターとのデュオの演目があったら、彼女の歌声がもっと聴こえてよかったかな と思いました。

 過去には日本公演もあった様で、そのときの動画がありました。

 上の写真のアルバムにも入っている、スタンダード・ナンバーの「The lise of handsome man」で、凄く好きな曲です。

 彼女のアレンジは、まるで語るような唄い方で曲に合っている気がします。

 

 SaraGazarekは何曲か唄った後、一旦下がり、また何曲かD.Benoitトリオの演奏があった後、休憩が入りました。

 ほんとにClassicのコンサートみたい。

 その休憩時間に最前列まで降りて行って、かぶりつきで楽器を見てきました。 

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 この長いSteinway、かなり使い込まれた感があり、ふたの裏とかは爪の跡だらけでした。

 

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 ここには写っていないのですが、ベースも6弦でした。

 ちなみに、ステージギリギリまで椅子があるので、最前列の人はこのくらいの位置からコンサートを見ているんです。

 全体を見渡せないくらい近いですね。

 

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 うーん、カッコいい。

 角ばった感じや、艶消しの仕上げに惹かれるのかな。

 この使い込まれたSteinwayはDavid Benoit自前のピアノなんでしょうかね?

 

 さて、主役のDavid Benoit Trioですが。

 む ちゃ く ちゃ 良かったです。

 勿論、期待していなかった という訳ではなかったのですが、、、

 DavidBenoitは典型的なウエスト・コースト系のフュージョンで、海沿いの眩い日差しが似合うような、爽やかで毒の無い音楽 というイメージが強く、80年代~にはかなりかかっていたと思いますので、ご存知の方も多いと思います。

 私はそういう音楽も聴きますが(というか、かなりなんでも聴きます)、爽やか系だし、普通に爽やかに聴けるんだろうな くらいに思って会場入りしていました。

 それと、むちゃくちゃ期待していたわけではなかった理由がもう一つ。

 数年前に、カリフォルニアの北部にあるカーメルという街まで2泊3日のドライブ旅行に行った事があるのですが、ウッカリして運転中に聴くCD達を持っていくのを忘れてしまいました。(中途半端に旧い人間なので、未だに音楽はCDのみなのです)

 その時、車に積んでいたCDがこの一枚でした。

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 Dvid BenoitのEarthglowです。

 カーメルまで片道、6-7時間くらいはあるのかな。

 それに現地滞在中も車に乗っている時間は長かったので、少なく見積もっても16-7時間以上は運転していたと思うのですが、その間ずーーーっとEarthglowを聴き続けていました。(ラジオのアンテナは外しているので、ラジオも使えず です)

  さすがにDavidBenoitは短時間にお腹一杯聴き込み過ぎて、良いのはわかっているけど、爽やかな曲が続くのよね? というイメージが植え込まれすぎていました。

 さて、実際に演奏が始まると。。。

 これが、CDで聴くのとは全くの別物となっていました。

 一曲目の音を聴いた瞬間に うわ、うまっ、(←当たり前です)と引き込まれました。

 基本はピアノ、ベース、ドラムのトリオに、時々ギターが加わったり という感じで進むのですが、3曲目くらいになると暖気も終わったのか、かなり演奏が熱くなってきます。 

 曲の中ほどにソロを回しますが、その応酬により更に各ミュージシャンのノリが会場に伝わり、まさにこれは音楽の化学反応。

 ベースがカッコいいソロを決めると、ピアノのD.Benoitがベースを指差して「おまえ、やるやんけ!」という感じの表情で、自身の演奏も更にアグレッシブになっていきます。

 こういう演奏を見せられると(聴かされると)、顔がニヤけて止まらなくなるんです。

 凄く楽しい。

 それに、すごく印象的な事があったのですが、その序盤の2-3曲目、ものすごく盛り上がって曲がバッと終わったその時、D.Benoitが「うわーやっばい、楽しい」と良い笑顔で呟いたんですね。

 もう私にとって、彼は良い人認定です。

 トークも終始笑顔で気さくな感じがあふれ、なんか良い人やん というイメージしか残りませんでした。

 コンサートでも演った、彼の80年代後半のヒット曲。

www.youtube.com

 若い(笑。

 この曲もCDとは大分感じが違って、Aメロのベースははじきまくるし、ラインも良くて うわーこの曲こんなかっこよかったんかぁ という感想です。

 コンサート最後の曲はもう凄い盛り上がりで、終わると会場全員スタンディングでした。(その曲はなんとLinus and Lucyでした。無茶苦茶攻めてました(笑)

 そして、アンコールはDavid BenoitとSaraさん2人だけが出て来て、Davidのピアノ演奏をバックにサラさんがBonnie Raittの名曲「I can't make you love me」をシットリと唄いコンサートは終わりました。

 最後の曲の前にサラさんが話していたのですが、この夏に彼女の新しいアルバムが発売されるようで、その中に「I can't make~」は収録されている と言っていたと思います。

 I can't~ は大好きな曲なので、それがサラさんボーカルでいつでも聞けるようになるのはとても嬉しいです。

 新しいアルバム発売が楽しみです。

 

 終わってみると、よかった~ というよりも、たのしかったぁ~~ という印象のコンサートでした。

 

 

*1:

ジャズのコンサート というか、トラディショナル(レギュラーと言う事もあります)ジャズはCDに収録されるものも含めて、昔からのヒットソングがスタンダードとして、様々な人に唄われています。

 なので、初めて聴くミュージシャンのコンサートでも、聴いたことがある曲が何曲も出てくることがあります。

 コンテンポラリー系(ザックリ言ってしまうと、今風のジャズです。フュージョンやスムース等)になると、また違いますが、そういう意味でもトラディショナル系はふらっと聴きに行きやすいかもしれません。