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模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

カタナのリア・ブレーキ、ブラケット問題 (プライベーターとCAD/CAM)

 こんばんは。

 

 前回、カタナのトルクロッド ブラケットをCAD/CAMで作るという内容の記事を書いたのですが、何のことかよくわからない というご意見を頂きました。

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 数年前、Rolandが家庭用ミリングマシンを発売して、モデラーの間では話題になったり、雑誌の付録を毎号組み立てていけば3Dプリンタになったり という事もあったので、ミリングセンターとか、出力センターとかも一般化しているかと思ったのですが、そうではなかったようで、よくわからない内容になってしまったみたいでした。(自分がモデラーで、車やバイクも好きなので、そういった事に関心があっただけだったようです。どうも私の思考はかなり偏っているみたいです)

 そこで、今日は前回の続きの前にCAD/CAMについて、具体的にどんなことができるのか、ちょっとだけ触れてみます。

 といっても、私は工業系の人間では無い、ただの工作好きなので、そういうレベルの話になりますから、専門的な内容にはなりません。

 あくまで趣味の中でどうやって使う事が出来るのか という内容で行きます。

 なので、私が間違った解釈をしている場合もあるので、話半分に読み流してください。

 

 ミリング、ミリングとやたら書いていますが、コンピュータを使って3Dファイルを立体として出力するのには、素材(金属や樹脂、木材等)の塊から削り出して立体を作る方法と、素材をプリントして積層して立体化する2種類が主流になっていると思います。

 削り出して作る方法がミリング、積層で作る方が最近よく聞く3Dプリントです。

 趣味とは全くかけ離れますが、工業系の動画を張っておきます。

 ちょっと古いのですが、当時仲間内でかなり盛り上がった動画です。

www.youtube.com

 金属の塊からV8エンジンのブロックをミリングで作っているのですが、6分後半くらいから大盛り上がりです。

 約10年前でこんなことができるのですから、今はもっとえらいことになっているのでしょう。

 

 こんなとんでもない内容じゃなく、実際にミリングマシンを使って木工していらっしゃる方がいらっしゃったので、そちらもリンクしてみます。

CNCミリングマシンで木の細工を作るs11434ssfab.wordpress.com

 

 私にCADを教えてくれた友人は、自由にCAD/CAMが使えるので、ラジコンのパーツとかは3Dプリンタで作ったりしています。

 最近はフィギュアの原型もCADで作り、3Dプリントで出力したものを複製して販売するガレージキット・ディーラーも増えてきているので、工業だけでなく趣味の世界にもどんどんCAD/CAMは浸透してきています。

 Rolandのミリングマシンが発売された時は、私が毎月購読しているモデル・グラフィックス誌にも、家庭で出来るCAD/CAMの記事が毎月シリーズで掲載され、1/20 F-1のホイールなんかを削り出したりしていました。

 

 こちらのリンクは、ガレージキットではなく、大手フィギュア、プラモデル・メーカーのコトブキヤの原型制作の模様を取材した内容です。

[あみブロ] コトブキヤのアイテムはここから生まれる!「フィギュア&プラキット原型室」潜入レポ【前編】

 

 CAMの利点は、圧倒的に工作精度が高いことや、全く同じものが作れる事でしょうか。

 ただ、解像度を上げると出力にえらい時間がかかったりするので、大量生産には向いていないかもしれません。

 機械に加工をしてもらわないとしても、CADは工作に使う事が出来ます。

 今回のブラケットの制作にしても、図面をCADで書いて、それを原寸でプリントしたものを加工するアルミ板に貼り付ければ、ボルト穴のセンターが図面に出ているので、そこにポンチを打てばドリルで穴を正確な位置に開けることが出来ます。 

 以前はNC旋盤やフライス盤(工作機械です)を使う業者に、これこれこういうものを作ってほしい といって、作図から工作までを依頼して物を受けとる となっていたのですが(日本で乗っていたカタナに付けていた、フォークの延長アダプタはNCマシニングセンターで作ってもらいました。)、上の動画の様に5軸ミリングとか、もっと複雑なものを削り出せるような機械が出てくると、機械の値段もとんでもないことになり、そうなると自社で受けた仕事以外でも、外注で削り出しのみの仕事も受けた方が、機械に投資した原価を取り戻す足しになるので、個人相手でも3Dファイルを送れば出力してくれる業者が出てきている様です。

 

 そこで、そういった業者に3Dファイルを渡して、ブラケットをミリングで作ろう というのが今回のプロジェクトの始まりだったのです。(やっと戻ってきました)

 

 最初の写真は、私が使っているドリルプレスにミリング・バイスを乗せてあるアナログ設備です。

 これを使って旋盤やフライス盤加工の真似事をしたりしますが、なかなか上手く行きません。

 

 ようやく戻ってきたのですが、結構長くなってしまったので、更に続きます。