こんばんは。
先日、久しぶりに地元の植物園に行ってきました。
暑さを避けるために、開園とほぼ同時に現地入りしたのですが、既に物凄い日差しです。
最初にギフトショップがあり、その横が日本庭園となっています。
池にコイが居るだけで、日本庭園とは大分違うような気がしますが、こちらの人から見たら十分日本を感じさせるのでしょう。
(以前より、日本離れしてきている気がします)
幸い、巨大な木が多いので、木陰を進めば涼しいです。
サボテン・ガーデンは完全に炎天下。
先日、ファーマーズ・マーケットで見た、取り扱い注意 と表示されていた実と同じ様なのが、サボテンの葉の周りにゴサゴサなっていました。
植物園や、トレッキングコースを散策するのは凄く好きなのですが、植物、小動物、鳥等、名前が全く分らない。。。
そういった散策を記事にしていらっしゃる方は本当に何でも良くご存知で、感服します。
で、下の植物も名前が分らないのですが、ビンビンと尖ってるなぁ~ と思ってよく見ると。
物凄くかわいい花が咲いていました。
この木に花が咲いているのを見るのは初めてなのですが、凄く高い位置に一房(?)だけ咲いていました。
とかげ。(大雑把な名前しかわかりません)
良くホームセンターのガーデンコーナーにバナナの木が売っていますが、此処はちゃんと実がついていました。
こっちはまだ実が小さいのですが、こんな風に付くんですね。
ガイドのプレートに沿って、湖を目指したのですが、完全に干上がっていました。
今年はカリフォルニアは深刻な水不足です。
こんなところにも影響が、、、
これまたはっきりと名前が分らないのですが、物凄く巨大なソテツ?があります。
下からブーゲンビリアが絡んで上がってきていて、見事に花を咲かせていました。
花を咲かす変わったソテツみたいです。
山の中にある、この植物園はかなり広く、途中で道に迷ってしまったのですが、そのとき偶々カートに乗った園内で働いている人を見つけて、地図を見せて「此処はどこになるの?」と教えてもらいました。
そしたら、その人が「何処から来たの?」と聴いてきます。
良くこの質問をされる事があるのですが、一瞬どう答えてよいか迷います。
アメリカ国内の何処から来たのか、何処からアメリカに来たのか、どっちの意味か分らないからです。
見た目はアジア人で、英語もへんちくりんなので、まぁ後者の意味だろうな とは思うのですが、偶にそうじゃない時もあるので、「この近くに住んでるけど、元々は日本から来た」と答えました。
そうすると、「日本か、日本といえば、、、あの映画見たかなぁ、、、」と日本について知っている事を話してくれようとしていますが、映画の名前が思い出せないようです。
日本が絡んでいるアメリカ映画か、、、と思い、どんなヒントが出てくるかな?と頭の中で色んな映画のタイトルを思い出して待っていると、「うーん、ビル・マーレーが出ててねぇ・・・・」と来たので、「Lost In Translation?」と聴くと、「それだ!!」
正解だったようです。
それでお話好きのスイッチが入ったらしく、暫く話をして、その場を離れたのですが、暫くウロウロしていると、また同じ彼がカートに乗って日影で休憩中。
また捕まって、暫く話をして、その場を離れて散策していると、今度はカートに乗って後ろから追い越してきました。
「後を付けているわけじゃないよー」と笑いながら話しかけてきました。
一回りして、そろそろ帰るか、とゲート前のギフトショップに戻ってくると、またしても彼と遭遇(笑。
ギフトショップの横にある日本庭園でまた色々と話込んでしまいました。
最後に写真を撮っても良いか? と聴いてみると、「いいよ、じゃ白いバラの前がいい!」とバラの前でニッコリ。
色々と説明してくれて、親切な方でした。
その日は、エル・サルバドル料理のレストランでディナー。
南カリフォルニアは世界中からの移民が居ますが、やはり中南米からの移民が一番多いと思います。
メキシコ料理やエル・サルバドル料理のレストランはアチコチにあります。
このレストランは、いつもToGo(テイクアウト)のみでの利用だったので、お店で食事するのは初めてです。
ToGoで美味しい事は分っているので楽しみです。
席に着くと、先ずトルティアとビーンズのディップが出てきました。
メキシコのトルティアと違い、薄いパンみたいな感じです。
テーブルにはズラッとホット・ソースが並びます。
どれもただ辛いだけじゃなく、酸味があるものや、メキシコ風味のスパイスのもの、色々です。
頼んだのは、エル・サルバドル料理の定番、ププサ(左)とペピアン(右)という名前の料理です。
ププサは薄いパン(多分、とうもろこしの粉を使う)の中に、チーズ、鶏や豚、牛等が入ったおかずパンみたいな感じで、凄く美味しいです。
ペピアンというのは、初めて食べるのですが、サーブしてくれた人に聞いたらイチオシで薦めてくれたので試してみました。
スパイスタップリのソースで煮込んだ料理で、カレーみたいな感じ。
でっかい野菜がゴロゴロ入っていて、骨付きの子供の拳くらいありそうな牛肉もゴロゴロ入っています。
じっくり煮込まれて、ホロホロになってて凄く美味しかったです。
ペピアンのお皿に乗っている、植物の皮で包まれているのは、チマキではないです。
タマルとか、タマリスと呼ばれる料理で、これまたチーズや肉類をとうもろこしの粉(多分)を練った生地でくるんで、とうもろこしの皮で包み蒸した(多分)料理で、これも代表的な料理です。
ププサといえば、クルティード!
キャベツやにんじんを細かく刻んで、ビネガーやレモン果汁に浸し、ハーブやガーリックを入れた、浅漬けみたいなもの、かな?
これをププサにタップリのせて食します。
むちゃくちゃ美味しいです。
いつもToGoばかりだったので、出された事が無かったのですが、チェックと一緒に、お口直しでタマリンドが出てきました。
木の実?かなにかを練った感じのものなのですが、梅干風味で(それほどすっぱくは無いです)、甘い味付けなのですが、唐辛子の粉が一緒に練りこまれていて、ちょっと辛い という複雑な味。
かなり独特の味で、一度食べたら忘れないのです。
中南米では人気があるようで、飴やアイスキャンディー、ドリンクにもなっています。
あまり売っていないのですが、中南米系のマーケットに行くと見つけられます。
味付けが個性的なので、合わない人は苦手かもしれませんが、エル・サルバドル料理は凄く好きです。
もし機会があれば、是非試してみて下さい。