模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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初めて灯った常夜灯

 こんばんは。

 

 少し前の事ですが、いつも大変お世話になっている方から、お家のちょっとした修繕の手伝いを頼まれました。

 玄関ドアの表面コーティングの修繕だったので、週末にお邪魔して、作業をしていたのですが、その時に ふと思いました。

 こちらのお宅よりも、じぶんちの方が遥かに痛んでる、、、

 

 これまた少し前に、シロアリの検査をしてもらった時、担当してくれた人が ペイントが剥がれている所からシロアリが入りやすいから、今は大丈夫だけど今後の予防の為にもペイントしておいた方が良い とアドバイスをくれました。

 

 ちょっと此処で住宅事情です。

 家は木で出来ているものが殆どで、一度建てられた家は築年数に関わらず、ずーーーっと修繕しながら使われている事が多いです。

 新しく開発された住宅地なら、新しい家ばかりですが、旧い街だと、その街が出来た当時に建てられた家は、その当時のまま使われている事が多いです。

 また、建物の価値は、どれだけ築年数が経っていても、ちゃんと手入れさえされていれば基本的に無くなる事は無いと思います。

 築年数よりも、コンディションや環境の方が値段に影響します。

 

 私が住んでいる街は、旧い街に入ると思うので、古い家が沢山あります。

 実際、うちは築60年以上経っていますし、このストリート上に はっきり建て直されたと分かる家は2件くらいだと思います。

 玄関、窓の枠や垂木なんかも木製そのままにペンキが塗られている状態なので、ペンキがはげて来ると木がむき出しになってしまい、劣化したり、シロアリの玄関口になってしまいます。

 

 良い機会なので、頼まれた修繕のお手伝いの後、じぶんちの補修をしてみました。

 最初に手を付けたのは、玄関脇にある窓の枠。

 ペイントが剥げて、木が劣化して朽ちた部分もあったので、ザザッと全体の古いペイントを落とし、欠けた部分を修復し、新しくペイントしなおしました。

 いざ始めてみると、考えようによっては でっかい木工 で、作業としては面白いものです。

 作業が終わって見てみると、やっぱり自分の家が綺麗になるのは楽しいし、嬉しいです。

 

 ですが、、、

 

 全体的に、同じ様に、同じペースで、徐々にヤレて来ていたので、大して気にもならなかったのですが(自分が無頓着だというのもありますが)、一箇所だけ綺麗になってしまうと、他のボロイ所がかなり目立つようになりました。

 

 そんな訳で、それ以降 毎週末になると、家の補修をチマチマ進めるようになりました。

 基本的に外での作業は週末しか出来ないので、おかげで他のプロジェクトの進行具合は大幅に遅れています。

 窓枠の補修記を書き綴っても面白くもなんともないのですが、先週はチョッとだけ作品(?)っぽい補修をしました。

 

 ガレージの側面が道に面しているのですが、そこに常夜灯が一つ付いています。

 

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 何年物かは分かりませんが、ペイントはハゲハゲです。

 しかも、この常夜灯は此処に越してきた時から一度も点いた事がありません。

 何処にスイッチがあるのか分からず、結局10年以上もそのままになっています。

 

 大して気にもしていなかったのですが(←大らかな性格なもんで、、、)、やはり電気が点くべき所は点いていた方が治安的にも良いだろう ということで、家の補修ブームなのも手伝って、この常夜灯を復活させよう と相成りました。

 

 ライト本体を外して綺麗にするのは良いのですが、先ずはどうやったら点くのか、若しくはそもそも壊れていて点かないのか、を調べました。

 

 ライトの裏(ガレージの中)から、見てみると、丁度その辺りに外に出て行く配線があるのを見つけました。

 そこから屋根の裏に向かって伸びているので、梯子に乗って、配線ワイヤーを辿っていくと、屋根裏にあるジャンクション・ボックスに入っているようです。

 どんな風になっているのか とボックスの蓋を外してみると、、、そのワイヤーは何処にも繋がっていません!

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 ボックスに入ったところで、ブチッと切られたままです。

 どういうこと?

 

 元々施工した人がどういうつもりだったのか、もはや知りようも無いのですが、仮に此処で電源に繋いだとしても、途中にスイッチは割り込んで無かったので、点きっぱなしになります。

 このボックスの隣には、多分元々ガレージ内の照明だったであろう、裸電球(懐かしい響き)が天井に付いています。

 昔ながらの紐を引っ張ってOn/Offを切り替えるタイプのライトで、ちゃんと生きています。

 今は自分で蛍光灯を作業灯として増設してあるので、この電球を外して、そこをコンセントとして利用することにしました。

 使うパーツはソケットをコンセントに代えるアダプターと、剥きままワイヤーに付けるプラグです。

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 ボックスから抜き取ったライトからのワイヤーにプラグを取り付けて、電球ソケットから電球を外し、代わりに写真右のパーツを差し込めば、あとはプラグインで終了です。

 紐スイッチはそのまま使えるので、後はライト本体を綺麗にすればOKです。

 

 新しく買い直しても良かったのですが、今まで一度も点く事も無く捨てられてしまうのはあまりに可哀想です。

 綺麗にすれば問題なく使えるでしょうし、新しくペイントしなおします。

 ライトは壁から外して、じっくり見るものでも無いので、ワイヤーブラシでゴシゴシ擦って剥がれるところは剥がし、いきなりペイントです。  

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 お、壁面に張った紙に、この作業の前に塗装した物の跡が残ってますね。

 さて、この跡は何を塗装した跡でしょう?

 

 ガレージのスプレーブースは大活躍です。

  工作をする時は、自分が作りたいもの、欲しいものを率先して作ってしまいますが、自分が作りたいものを作りやすくする環境を作る為の工作 というのが、実は一番最初に取り掛かったほうが良い工作なのかもしれません。

 

 一気に塗装して、後は乾燥です。 

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 せっかくなのでガラッと変えて黒に塗装しました。

 ネジ類の小さい部品は、ダンボールに留めてやれば楽に塗れます。

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 ネジはダンボールに直接ねじ込み、キャップは荷作りテープを一周させて両面テープにして貼り付けてます。

 

 乾燥したら取り付けです。

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 マウントはちゃんと水平器を使って位置決めをして、、、

 固定して全作業終了です。

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 ガラスも外して洗ったので、思ったよりも綺麗になりました。

 満足満足。

 

 やっぱりちゃんと明かりが灯っていると、生活感があり、暗闇が減ることで治安が悪くなる雰囲気も少し減る様な気がします。

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 てか、今までよくもほったらかしにしておいたもんだ、、、

 

 

 たった常夜灯一つの事で此処まで引っ張ってしまいましたが、最後まで読んで下さってありがとうございました。