こんばんは。
240Zのライト周りのスイッチの整備をしました。
後から見直してわかる様にする為に、具体的に配線の事とかを書くこともありますが、ここに書かれている事はそのまま他の車には当てはまらない事が多いと思います。
と言うのは、私の240Zは北米仕様なので、日本仕様とは配線も違います。
加えて、私のは’70年型のS1になるのですが、コンビネーション・スイッチはS2の物に変わっているようで、配線は前のオーナーがいじって一応機能するように繋いでいるようです。
それ以外にも、配線はかなり変わっているところもあり、配線図と比べても頭をひねる箇所が多々あります。
具体的にカプラから出ている場所や配線の色も記載する事もあるかもしれませんが、もしS30型のZのオーナーで配線関連の記事を検索してここに辿り着かれた方がいらっしゃっても、そのまま同じ様にはなっていないことも多いと思いますので、その点ご注意下さい。
240Zのハンドル周りのスイッチ類は、長年使い続けられているので、もし当時から何もされていないとなると、かなりの確立で不具合を生じているか、それの予備軍になっているらしいので、コンビネーションスイッチ、Hi/Lo切り替えスイッチ、ハザードスイッチ、を分解、整備しました。
私の車両についていたスイッチ類は、どれも動きが渋い事も無く、動作不良も起こしていないようだったのですが、そう見えているだけで中身はくたびれているかもしれません。
果たしてどうなっているでしょう。
ハンドルポストのカバーを外して、ライトやウインカー類のスイッチを左右に割って(上下のネジ止めです)整備に入ります。
最初は、ウインカーレバーで操作するHi/Loビーム切り替えのスイッチを分解してみました。
このスイッチはケースがプラスティックで出来ていて、配線が取り付けられている基盤を抑えている部分が割れて取れかかっていました。
基盤をそーっと外したのですが、その部分は完全に割れてしまいました。
まぁ、仕方ないので、そのまま整備を続けます。
白いのが、プラスティック製のスイッチのケースで、ケース内の真鍮色のパーツが上下に動いて基盤についている接点をシーソーの様に動かしてHI/Loを切り替えています。
接点は綺麗なものでしたので、軽く掃除をして、上下に動くポイントの所を軽くグリスアップしました。
しかし、もうちょっとこのまま使い続けていて、ケースの押さえの部分が折れてなくなってしまったら、基盤がバネに押されて外れるところでした。
基盤をケースに戻そうにも、押さえが無くなってしまっています。
接点に触れるとまずいので金属製の物で固定することは出来ません。
結局、結束バンドで固定しました。
ケース全体にも細かいクラックが入っています。
ストックパーツを見てみたら、今使っているのよりも程度の良いスイッチがあったので、配線問題がクリアになったら、それに取り替えることにします。
ハザードスイッチも、ライトのコンビネーションスイッチも、中身は殆ど同じです。
あとの二つはケースは金属製なので、ツメを折らないように伸ばしてから基盤を外します。
写真はハザードスイッチなのですが、ここが一番汚れていました。
レバーと連動する部分もグリスは完全に切れて、そのグリスは熱でガビガビになったようです。
接点もカーボンがかなり付着していましたので、接点の間に耐水ペーパーを挟んで削っておきました。
(注 もしかしたら、接点にはカーボンが付着しにくいように表面加工がなされていたりするのでしょうか?その辺の事は分からなかったのですが、もしかしたら接点をペーパーがけするのは御法度かもしれません)
ハザードスイッチを分解するとき、ちょっと気をつけないといけないのは、このスイッチのケースは鋳物で出来ているようで、基盤を外す時も戻す時も、かなり気をつけないと鋳物なので割れてしまうかもしれません。
私のは何とか割れずに済みました。
組んだ後に動かしてみましたが、渋くないと思っていたスイッチは、実は渋かったんだ、と思うくらい動きが軽くなっていました。
コンビネーションスイッチの分解写真は撮るのを忘れてしまいましたが、基本上の二つと同じです。
スイッチの分解整備は出来たのですが、240Zのコクピットはこんな有様になってしまいました。
ちゃんと元に戻せるか心配になってきます、、、
次はもうちょっと、スイッチの配線作業をしようと思います。