模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

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もう一つ外しました。

 こんばんは。

 

 先日、ずっと外したかったアラームを遂に外した240Zですが、実はもう一品 私のZにはセキュリティアイテムがついていました。

 

 これは前のオーナーが取り付けていたもので、受け渡しのときに「ここに小さいキーが差し込まれているBoxがあるけど、これはセキュリティキーだから」と教えられたものです。

本当にダッシュの裏の奥のほうに小さいブラックボックスがあり(その名の通り黒い箱でした)、それに小さいキーがささっていて、それをひねって抜くとエンジンがかからなくなる と言うものでした。

ただ、キーが一つしかなかったので、もし無くすと大変 と思って殆ど使ったことはありませんでした。

せっかくなので、これも外してみよう と思い作業に入りました。

 

 一体どういうタイプのセキュリティなのか分からなかったので、とりあえずそのブラックボックスを開けてみようと思い、分解してみました。

その箱はプラスティック製らしいのですが、ビニルテープでミイラ男の様にぐるぐる巻きにされていて、良く分からない状態でした。

とにかく、そのテープを剥がさないと始まらないので、ぐるぐる解いてやると、やっぱりプラスティックで出来ていて、アルミの薄い板が蓋になっている、こちらで一般的に売っているプロジェクト・ボックス と呼ばれる箱でした。

普通はそのアルミの蓋は4隅をネジで止められているのですが、その箱にはネジは使われていません。

ニードルやドライバーで無理くりこじ開けようとしても、中々開きません。

ある程度こじってやると、バキバキッと怖い音がしてアルミの蓋が曲がりながらめくれてきます。

そのまま力任せにこじ開けると、こんな状態でした。

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おそらく開いた穴から発砲ウレタンか何かの樹脂を注入してあったようで、蓋は外れたもののどういう物なのかは全く分かりませんでした。

 

 何となく予想するに、どこかの配線に割り込ませて、キーを抜くとその線を断線してエンジンがかからなくなる という物の様な気がします。

そのボックスから伸びている線を辿って行き、割り込んでいる元の線からボックスの線を外して、元の線を繋ぎなおせば大丈夫だと思い、どこにつながっているか探ってみると、タコメーターの裏に止まっていた太い電源の線に割り込ませている様です。

イグニッションをカットするタイプのセキュリティの様ですね。

 

 ダッシュの裏になり、かなり狭い所で手が何とか届く程度の場所だったのですが、何とかボックスの線をタコの線から外すことが出来て、切られた太い線を繋ぎ直し、無事にブラックボックスを取り外すことが出来たのですが、、、

これまた恐ろしい事になっていました。

 

タコに入っている線は、多分12~10AWGくらいの太いワイヤーだったのですが、それに割り込ませているワイヤーははこんなものでした。

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ほそっ!

写真の中に写っている、皮膜が剥がされた2本の線がそれです。

後のカラフルな線は使われていませんでした。

 

おそらくそれなりの電流が流れるから太いゲージのワイヤーを使っていたのだと思うのですが、それに割り込ませているにしては素人目にも細すぎるように思います。

しかも、手で捩って結んでいるだけで、上からビニルテープでぐるぐる巻きになっているだけでした。

 

良く何も起こらなかったものです。

 

ワイヤーは太かったけど余り電気が流れない場所だったのでしょうか?

私には良く分からないです。

 

 何はともあれ、後付のややこしい物が無くなったので、これでやっと本体の配線のチェックに入ることが出来ます。

 

 240Zの記事はずっとこんな感じの地味なのが続きそうです。。。