模型じかけのオレンジ

模型制作記を中心に、趣味の工作関連、車、オートバイ、その他色々についてロサンゼルスの生活事情と合わせて綴っています。

Bandai MG MS-07B Gouf 5 (今回試してみたエアブラシの塗装方)

こんばんは。

 

予定では塗装が終わって次はウェザリング、だったのですが、ちょっと順番を変更します。

しかも、このブログにしてはかなりの長文です。

 

このグフはプラモデルの趣味を再び始めてから、最初に作ったガンプラで せっかく再び始めるのだから と色々と新しいことをやってみよう と思っていました。

そのひとつが塗装です。

なーんて書くと大仰ですが、そんな大した事はやっていません、どちらかと言うと どこまで横着できるか と言う方向に傾いているような気がします。

基本塗装を終えた時点で、私のご意見番に写真を見せたところ、前回の記事で頂いたありがたいコメントと同じ事を言われました。

ウェザリングするのは勿体無い、汚くなるだけだからやめておけ と。

最近のガンプラは綺麗に完成させるのが主流なので、それもあってのアドバイスだったと思うのですが、今回の塗装はウェザリングをすることを前提としていたので、ここでやめるとちょっとおかしな事になってしまいます。

写真では程よく見えるかも知れませんが(そんなことない?)、実物を見るとグラデーションは無茶苦茶きつかったりします。

ウェザリングをした後である程度立体感を出すために、きつく色に差をつけて塗ってあるので、やっぱり予定通り汚して行くことにしたのですが、そんな経緯もあったので、先に塗装の事を書いてみます。

といっても自分の頭を整理しながら、自分でも後から読み直せるようにしたいので、かなり長くなると思います。

 あと、自分は美術を勉強しているわけでもないので、私が試した事は見る人が見たら いやいや、ないない!と言う基本を無視したことが沢山あったり、逆に そんなの常識! と言うこともあると思います。

それも含めて、こういうことをしたらこうなる と言うことを試してみたつもりなので、作者本人も手探り状態ですから、エアブラシを使おうと思っている人が エアブラシ講座 的に読むようなものではありません。

一つの塗装例として、もし興味が沸いたら読んでみて下さい。

 

前置きでいつもの記事一回分くらいになってしまいましたが、つらつらとはじめてみましょう。

 

私は筆塗りが結構好きです。

エアブラシは凄く綺麗に塗れるのですが、個性を出したり、本当に綺麗に塗装しようとしたら、やっぱり私にはかなり難しいと思います。

今回のグフは、基本的な色付けはエアブラシ、その上から筆塗りで味付けをする と言う段取りを考えました。

エアブラシを使うのも久しぶりだったので、どこまで思ったことが出来るかもわからなかったのですが、まずエアブラシの特性を生かす事を考えました。

私が使ったその特性は、塗料のミストは拡散しながらでもまっすぐ飛んでいく と言うことです。(もちろん厳密には換気扇の影響を受けたり、気流の巻き込み等色々ありますが、大雑把に考えてください。私はかなり大雑把です。)

エアブラシを吹いた時に陰になる部分は色が乗らないので、面の色分けにそれを使いました。

エアブラシを使い慣れている人には基本的なテクニックですが、イメージし難い人は暗闇で懐中電灯を照らしている と思ってください。

光が当たっている部分は塗装される部分、陰になっている部分は色が乗らない部分 と言う感じです。

塗装する順番を考えて、その事をうまく利用するとマスキングする事無く結構な塗りわけが可能です。

 

MGはパーツ分割も考えられているし、そんな塗り分けは必要ないんじゃ? と思われるかもしれませんが、塗り分けは本来単一色の部分に行います。

どういうことかと言いますと、たとえば、、、

 

室内で写した白いプラスティックの容器も上のほうにある角を境にして、かなりはっきりと色が分かれていて、そこだけ切り取ると白とはいえない色が見えます。

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上の3箇所を写真から切り取って見ると、とても同じ白い容器の色とは思えないくらいです。

白い

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結構グレー

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かなり暗いグレー

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部分々々を切り取ってみるとこれだけ色が違っても、実物をパッと見ると脳は色々な条件を考慮して補正をしてくれるので 白 と感じます。

逆に、写真だと同じ色なのに実物を見ると違う色に見える と言う場合もあるように思います。

これはもしかしたら私の目がおかしいのかもしれませんが(真面目な話し、ちょっと色の識別に自信が無い事があったりします)、例えば 停まっている車を見ると、ドアのパネルとか色々なパネルでボディは構成されていますが、ドアとボディの間はパネルラインがあり、同じ平面状にあってもパネルラインをはさんだパネルは違う色に見えたりします。

黒地に白い格子模様があると、その白が交差しているところは白いのに黒くぼけて見える と言うのがありますが、そんな錯覚を起こしているのでしょうか?違う?適当に言ってます。

 

もしかしたら上の件は私にだけそう見えているのかもしれませんが、とにかく小さい模型を20m弱の大きさに感じさせる為には、室内の照明では光源は近いし、光は拡散するし、近くに壁や床があれば反射光はあちこちから飛んでくるし で、影が付き難くなるので、塗装でそう見えるように塗り分けたり、パネルラインを挟んだ時は、隣にある面だとしても色を塗り分けてしまった という感じです。

 

あと、これは基本的な話なのですが、よく雑誌の記事等で、自分で作った色は二度と同じ色は作れない為、途中で無くなると大変なので多めに作ってビンに保管する ということを見ることがあります。

もちろん、それは正解で大切なことなのでしょうし、昔模型をやっていた時は私もそうしていましたが、今回はそれもやめました。

というのは、同一系統で纏められていれば、ある程度混色の比率が違っても角を跨いだり、パネルラインを間に挟んだり、角度が変わったり したら脳の補正が入って全体としては同じ色に見える かもしれない、、、と思ったからです。

 

普通は、たとえば暗色立ち上げで塗装するとしたら、まず基本色のかなり暗い色を全体に塗って、そこから何段階かに分けて基本色に向かって全体を塗り進めていく と言う感じになると思うのですが、そんなに纏まった作業時間がなかなか取れないので、基本色系統のかなり暗い色を塗り始めて、すべてのパーツを塗る時間がなかったら その日はそこでやめて、多少残った塗料はそのまま残しておいたとしても、次に続きから塗装するときに足りなさそうだったら色を追加してまた塗装 という感じで、そのつどライブで色を変えながら塗り進めていきました。

基本的には暗い色からどんどん基本色に向かって明るくして行き、最終的にハイライトの部分は基本色よりも明るい色になっています。

 

基本色を中心として影をつけていくのですが(実際には影から始まって基本色を重ねているのですが)、影を入れる場所は通常なら凹んだ所とか、裏がわ とか、そういう条件付けでグラデーションを入れられるのですが、今回の影の付けかたは先に書きましたエアブラシの特性を前に出して、自分の中で光の来る方向を決めてしまい(上からなのでそこは普通なのですが)、面が変わって色が変わりそうなところは面ごとくっきりと塗り分けてしまっています。

たとえば、前回の制作記事にあったグフの写真で見ると。。。

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太ももの上の部分と下の部分、影がついているように見えるかもしれませんが(見えない とか言わない下さい)、これは真ん中の角を境にして違う色を塗ってあります。

 

この部分は。。。

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面としては同じ平面状なのですが、パネルラインを挟んで違う色を塗っています。

多分ペイントが途中で切れたのか、時間切れで別な日に塗装したのでしょう。

 

こんな感じで角で面が変わるところはほとんど違う色を乗せたり、丸みを帯びた所はぼかして上半分と下半分で塗り分けてみたりしています。

大体において模型を見るのは室内なので、違う場所で見ても光源は大体天井からの室内灯 とかだと思うので、光の方向を決めて派手に塗り分けてもそんなに大して本物の影が邪魔をする事もないと思って大胆に塗り分けてあります。

 

塗り分けはマスキングなどせずに、パーツの角度を考えて塗料がかからない様にしているだけなので、マスキングしたように カキッと塗り分けされるわけではなく、ほんとに微妙にボケ足がつき、これはこれでエアブラシじゃないと出来ない表現になったのではないかな と思います。

また角度を考えていても、飛んでいった塗料が予想外の場所についてしまっても、それはそれで気にせずそのままです。

 

そんな感じで派手に色の濃淡で面を表現したので、写真でみると場所によってパール系の塗料を使ったように見えるところも出てきました。(もちろん、パールやメタリック系の塗料は使っていません)

あ、そう見えるのは私だけかも知れませんが、、、

 

もし青単色でベタ塗りした同じ模型があるとどれくらい違うのか比べることもできましたね。

まぁ、写真に撮ったら大して変わらなかった ということも無い訳では無いですけど。。。

 

とコンセプトはそんな風に思って試してみたのですが、技術がついて行かずに あちゃ~~~ という場所も沢山ありますが、仕事をしている時も常に思っているのですが、自分で色々考察して試してみた事は良い、悪い、成功、失敗 に関係なく次への糧になると思っているので、ひとつ こうすればこんな風になった という例が出来たので良かったと思っています。

 

たいした意味も無い、どえらい長文をここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

次はウェザリングですね。