こんばんは。
いきなり進行中の「ジャブローに散る」を中断して割り込んで来たのですが、バンダイのマスター・グレード グフの制作記です。
これはちょっと前に完成させた物なのですが、来月行われるプラモデルのコンペティションに出すかも知れないので、それに向けて少しだけ改修をします。
完成させたときの過程も多少は写真があるので、制作記として最初からの工程を追っていくつもりですが、改めて見ると写真のクオリティは低いし、全然枚数もないし、公開できるものは余り無かったので、サクサク進めてしまいます。
といっても、文章を書くのが本当に遅いので 思った通りには進まないかもしれませんが、、、
さて、今回の改修作業は、基本的に完成品の見た目を改善する訳ではないです。
このグフはモノアイをLEDで発光させるように改造してあるのですが、元々写真撮影時に発光していれば良い と言うだけだったので、電池にLEDを直付けしてあります。
短時間発光させるだけだったらそれでも問題ないのですが(正確には問題あり?)、展示時間中ずっと発光させて放置になるので、抵抗を付けないとLEDが破損するかも知れないと思い、その辺を改修するつもりです。
さてさて、このキットはかなり昔に日本で購入して持って来たキットで、既にVer.2.0が出ている今となっては今更こんな古いキットを作る人も居ないかも知れませんね。
ただ、第一期ガンプラブームを直撃された後、ずっと模型から遠ざかっていた私は、この旧MGを手にした時に余りの出来の良さに本当にびっくりした事をまだ覚えています。
箱から出して(かさ張るので、箱は日本に置いてきて中身だけ持って来たのですが、、、)、最初にやることは、今までと同じ様に仮組みです。
この仮組みをした時点で、びっくりです。
今までのキットは組み立てに接着剤を使ったので、仮組をするにはテープを使ってパーツを固定していたのですが、新しいMGは組み立ては接着剤を使用しないスナップキットなので、仮組もそのままパチパチと組んでいけば形が出来てしまいます。
しかも、この状態でグリグリ動きますから、ポーズをつける事も可能ですし、何よりも出来が凄い!!
上半身の出来もこんなです。
凄くカッコいいです。
ちなみに、ジャブローに散る で使っている初代ガンプラの仮組みはこんなのでした。
技術の進歩というのは凄い物ですね。
しかし、このMGには困った事もありました。
接着剤を使わないで完成させることが出来るので、仮組み と言っても本組みと何も変わらないのです。
ですから、仮組みした時点でかなり満足してしまい、結局そのまま放置状態になり、再び手を付けるまでに何年もかかってしまいました。
思い腰を上げて、本格的に制作に入りますが、仮組み状態で自分のイメージと比べて 違うな と思う点をチェックしました。
重箱の隅をつつくような事をしてしまうと、私の場合永久に完成しなくなってしまいますから、あくまでも全体をボ~っと眺めて、大きくイメージと異なる所のみをチェックします。
非常に良く出来たキットなのですが、顔と上半身が自分の持つグフ像を違うことが分かってきました。
ただ、あくまでも私の中のイメージですから、他の人のイメージとは違うかも知れません。
改修ポイントは兎に角最低限にまとめました。
大きなポイントとしては
顔の造形が全体的に角があるので、丸いイメージに変更。
胸板を薄くして肩の装甲がかぶさる様にする。
という2点に絞って、あとは例えばスラスターを開口したりする ちょっとした改造は随時追加 という方向で進めて行きました。
一番イメージと違ったのは顔の造形で、私のイメージではキットよりも丸みを帯びた形状で、口(鼻?)の形はもっと幅広で緩やかなカーブを描いて少し長め、頬(?)との繋がりもスムーズに移行 と言う感じです。
出来れば口は胸の黒い部分に少し掛かる位が理想です。
胸が分厚すぎるのか、肩アーマーが小さすぎるのか、今のままでは肩と胴体が分離してしまい、肩幅がありすぎるように思います。
イメージでは肩は胴体にかぶさって、どっちかというと肩をすぼませて いかり肩になっている感じがします。
と上記2点が一番派手な改造点です。
さぁ、いざ製作開始 となると、どうしても頭部から手を付けたくなりますが(説明書は基本的に無視です)、そういうところから始めると、またそれで満足してしまうので、最後にしてしまうと作らないまま終わってしまいそうなところから始めます。
初期のジオン系MSは動力パイプと言うものが付いていますが、このキットはその動力パイプを作るのに、一節ずつパイプを軸に通して作るようになっています。
とても見栄えはよいのですが、その小さいパイプは60個以上あり、その上グフの特徴的な武装のヒートロッドも同じような作りで、これまた全部で50個以上、パイプとロッドで合計110個以上のパーツの表面処理をしないといけません。
一つずつランナー跡を削って、パーティングラインを消して、ペーパーがけをして と言う作業を110個 と 何の修行? と思うような作業です。
動力パイプは避けられないとしても、ちょっと気を許すと ヒートロッドは収納している状態で、サーベルを持たせる と言う誘惑に負けてしまいそうになるので、先ずはこの作業から片付けました。
なんとか修行の様な作業を終えて、いざ本体の工作に入ります。
と前置きだけで結構長くなってしまったので、この辺で一回目は終了します。
ほんとにサクサク進むのか???