こんばんは。
家に持って入って、じっくり図面とにらめっこをして 横板 に各床の位置をマークしたら、穴を開けて床の取り付けにかかります。
何枚も板を重ねたり、垂直に立ち上がる物も組み合わせたりしているので、どうしても横面が完全には一致していない所も出てきます。
ネジで仮止めしてから調整しないといけないところはカンナで少しずつあわせていきます。
日本のそれとはかなり違いますが、カンナです。
しかも、押して使います。(!)
皆さんご存知とは思いますが、こちらでは鋸も押して使います。
正直言って、長年鋸は引いて使っていたので、未だに押して使う鋸には慣れません。
そもそも、鋸の様に薄い鋼で出来ている物を押して使えば 変に引っかかったときにグワンとたわんでしまい、鋼といえども変な癖がつくこともあり、さらに引っかかりやすくなってしまいます。
引いて使えば引っかかっても止まるだけで、鋸がたわむ事も無いです。
怪我の可能性も押して使うよりも引いたほうが減る様な気もしますが、どうして日本と欧米でまったく逆になっているのでしょうね。
これは国民性が影響しているのでしょうか?(そんな訳無いですよね。)
という理由から私は日本から持ってきた鋸を使っています。
鉋も日本のものが欲しい所です。
横道に反れてしまいました。
鉋がけで これくらいだったらいいかな? というレベルまで重ねた板の幅を揃えたら、1階の床から横板にネジ止めします。
その前に底と1階の間の真ん中に支えとなるように仕切りの板を取り付けるのですが、底から1階までネジを貫通させるのであらかじめ穴を開けておきました。
それから、1階の裏面に底から貫通してくるネジがかかる下穴を開けますが、1階は貫通しては困るのでギリギリで下穴を止める必要があります。
ドリルの刃にストッパーを付けてから下穴を開けました。
下準備が出来たので、1階の固定に入ります。
底板を止めた時と同じように、ガイドとなる下穴を開けてからネジを締めていきます。
このとき、先に作った仕切りの板を片側に寄せて1階をその上に置き、もう一方を同じ高さになるように(底板に平行になるように)クランプで固定してから組み立てました。
続いて2階を取り付けるのですが、2階には仕切りとかは無いので、全てクランプを使ってちゃんと全部の床が平行になる様にじっくり調整して固定します。
これで基本的な構成部品は全部取り付けられたので、やっと全体像が見られました。
こんな感じになります。
この後もう一度ばらして、1階の床に2階と同じ加工(グリップ置きの溝)をして、奥の垂直の壁にはバレル用の溝を彫ります。
更に、合板を使っている部分は断面の見栄えが悪いのでモールディングを取り付けて全部の加工は終了になります。