当初の予定では、先ずエンジンだけかかる様にして、それから外装を含めて足回り等 いろいろとカスタムしていくつもりだったのですが、思ったよりも 問題あり のようです。
私が手に入れたこの車体は、此方の車、バイク事情では珍しいほど走行距離が短く(大体13000マイル)、どうも購入されてからしばらく乗られた後、ガレージでずっと保管 と言う状態なんじゃないかな と思っています。
なので、カウルとかそういうところは割れていたり、元オーナーの趣味で塗り替えられていたり と外装はそんなに良くないのですが、車体本体はとても綺麗です。
ですが、乗られていなかった車両 と言うのは至るところにそれが分かるような不具合もあり、ちょっといじってすぐに再起動 と言うわけには行かないようです。
というわけで、ちょっと方向転換してエンジンをかける前の下準備や車体周りのことも平行して進めて行こうと思います。
ちょっとフロントスプロケットを外して調べる事があったので、外す準備をします。
この刀、リアブレーキが抜けていて、前のオーナーからは ブレーキのエア抜きをしてね と言われていたので、先ずはそこから手をつけました。
キャリパーのブリードバルブからエアを抜きます。
持っているのはエア抜き用のバキュームポンプです。
バイクには必要ないかもしれませんが、これが無いと車のエア抜きを一人で行うのはかなり困難です。
もうかれこれ15年以上使っていると思いますが、まだ壊れないですね。
シュポシュポやっても全くフルードが出てきません。
うーん、おかしい。。。
ブリードバルブを外してみたら、完全に詰まっていました。
通り道を掃除して再びシュポシュポしてみても、エアは出てくるのですが相変わらずフルードは出てこず。
おかしい。。。
ということで、マスターシリンダーのバンジョーからエアを抜こう と思いペーパータオルを当ててバンジョーを緩めてみました。
ブレーキペダルを押してみても、全くフルードは出てこない。
おかしい。。。
バンジョーを完全に外してみました。
なんと、全くフルードが来る気配もなし。
これはマスターがいってますね。(気付くのが遅すぎる。。。)
というわけでマスター外しました。
見た目はかなり綺麗です。
が、、、、
あらまぁ。
ブーツの中はえらい事になっていました。
ブレーキペダルを踏んでも全く抵抗が無かったのは、エアを噛んでいるからではなくピストンが奥で固着してしまっていてバネでペダルが戻っているだけ だったからでした。
さて、どうやって分解しましょうか。。。